黒の日記

とにかくひどい

2019,6/4の記事

 1日の大半を家で過ごす日々が続いている。それは勤めていた会社をクビになってしまったせいだったり、はたまた次の就職先が見つからないせいだったり、そもそもまだ働き口を真面目に探していないせいというのもある。

 呑気なことを書いているが、これでも十分焦っている。金がなければ当然飯も食えない。金が払えなければ住処も追い出される。お洒落もできない。趣味もままならない。今、結構ギリギリの瀬戸際に僕はいる。すぐ行動に移すべきだが、そこで僕は母の言葉を思い出すのである。

 

「これからについてはね、自分のペースでええよ。黒くん、行動こそはカタツムリみたいにゆっくりやけども、それでもいつだって正しい方向へは向かってるもんね」

 

 母は会社をクビになった僕に対して、こんなことは言わなかった。そんな方言じみた喋り方もしない。

 実際は、流暢な標準語で、

「ふざけるなよゴミカス」と抑揚なく罵倒した。

「どこで育て方を間違えたんだろう」と咽び泣いていた。ごめんねママ。

 とはいえ、母が僕の育て方を間違えたというのは概ねそのとおりであり、解雇の件の責任の多くはそこにあると言ってもいい。母が育て方を間違えていなければ僕は飲み会で大暴れするような人間には育っていなかっただろうし、ということは警察のお世話にはならなかっただろうし、そうなれば必然会社をクビになる道理もないはずだった。

 母が息子である僕の育て方を間違えた。

 ここはどうしても譲れないポイントである。少しでも引いてしまえばこの件は僕が悪くなってしまい反省する余地が出てきてしまう。断固として戦う所存だ。負けないぞ。

 しかし、少しばかりは僕にも至らぬ点があったというのもまた、疑いようのない事実なのだ。いくら上司に酒を強く勧められたとはいえ、それを自分の口に運んだのは間違いなく僕なのである。弱さが出てしまった。精神の鍛錬が足りなかった。けっして目を背けてはならぬ。そこは弁えよう。全てを他責にしてしまうような人間になってしまったらそれこそ社会復帰は望めないだろう。

 3:5:2。罪の割合はこんなところだろうか。3は会社、5は母、2は僕に酒を注いだ上司だ。各々反省してこれから精進してほしい。

 

 さておき、最近文章を書く力がなくなってきた。昔はスラスラとありとあらゆる誤植と誤用と誤字をいたるところに散りばめつつ筆を進めたものだが、今はピタリと止まってしまっている。一文字書けば息切れしてしまうし、一行も書くと汗が止まらなくなる。原因として文章力の不足というのもあるが、そもそもブログに書くようなことが日常にひとつとしてないことがいけない。これでは記事なんか書けるはずがない。それに、あえて僕が日常的にしていることを挙げるとすればYouTubeで「テンション上がった外国人が何かを壊す動画」を一日中見ることくらいでなのである。本当にそれ以外何もしていないと力強く断言できる。舐めるなよ。

 見てわかる通り、実はもう僕には社会復帰の芽はない。僕はもうおしまいなのだ。たすけてくれ。