黒の日記

とにかくひどい

1月1日

 またもや何事も為さないまま年を明かしてしまった。当初の予定はこんなはずではなかった。もっと、こう、何かしらで成功して、何らかの賞を受賞したりして、その後に色々と然るべき賞賛を受け、なんやかやで周りからもてはやされ、なりゆきで友達がいっぱいできて、人望が厚く形成され、金が降っては沸き、色々あって日本のさまざまな株価は急上昇、GDPは最高峰、人生薔薇色ハッピー最高✌️✌️となるはずだったのである。本来は。

 それがなんだ。

 年明け。昨年の後腐れのことごとくを翌年持ち越し、半年は引きずる。ようやく解放されたと思ったら仕事が繁忙期へ突入。その影響が仕事、趣味、人間関係、あるゆる方面で、あらゆる角度で悪影響を及ぼし、全てにおいて後手に回り、挽回の目処も立たないままに年末へ向かう。そして後悔の思いを断ち切れぬまま、また一つ年を越す。もう嫌だ。勘弁してくれ。許してくれ。たくさんだ。何もできない。何も為せない。早く真っ当な人間になりたい。

 とはいえ、元日である。窓外には白いものがちらついているがしかし晴天。白い太陽の光が部屋に差し込み心地よい。陽光を受け、私の体内ではセロトニンが凄まじい勢いで生産されているであろう。心機一転するにはちょうどいい日和である。

 今年こそは、なにかしらの形で成功して、なんらかの賞をいただき、色々な恩恵を貰いながらも、次々に去来する面倒ごとや不運をどうにかしてやりすごし、なんやかやで全てうまくやりくりする一年にしたいと思った。

 それはそれとして、私、職を失った。したがって、当面の目標は定職を探すことと、それまでの生活費をどう捻出するかということだった。そして今だにそれらの問題から目をそらし続け、向き合わない自分をどうにかすることが最大の難関であった。

 憂ながらもyoutubeを見続けるのをやめられないニート生活8日目の正午。