黒の日記

とにかくひどい

8月23日

 そういえば、このブログは僕の文章練習のために始めたもので、メモ帳のようなものです。したがって読む価値はほとんどないということを今更ながら記しておきます。ていうか読まないでくれ、恥ずかしいから。

 さて。

 しれっとブログを再開してみたはいいものの、記事が書けなくて困っていた。一応3つくらい記事をあげたが、どれも苦し紛れで書いたようなものだ。昨日更新した記事なんかは1つのツイートで済むような内容である。あまりにも薄っぺらい。

 ほんとうならこんなはずではなく、もっと理知的でユーモアに富んだ文章を書くつもりだった。昨今の社会問題を深くまで切り込んだり、現在の雇用制度の問題点を指摘したりしたかった。たまに自身のプライベートなことを虚実綯交ぜにオシャレな描写をし、ステキな自分を演出し、読んでいる人に大きな誤解を与えたかった。巧みな文章を用いて、自分のイメージは、福士蒼汰竹内涼真とかそういった整った顔であるというふうに誘導したかった。

 

 しかし実際

 

 意義のある話題をかっこよく書こうとすると、ことごとくピントがずれていく。走らせた筆は自分の意思を無視してあらぬ方向へ進んでいく。軌道修正を試みるもまるで操作が効かない。どうしようとオロオロしてるうちにも主題とはかけ離れた文章が展開されていき、やがて全く関係ない話になる。話の落ちはだいたいはニートであることを自虐することで収束する。「今度こそは」と仕切り直し、初めから書き直したとしても再び同じ道を辿る。それを何度か繰り返し、完全に体力を使い果たしたところでようやく僕は「そういえば自分はそこまで頭が良くなかったぞ」と気づくのである。意義ある内容を扱えるようなおつむが備わってなかった。僕はあほだったのである。

 大きく膨らんでいた野望はシャボン玉のようにパンと弾け散った。

 これからは背伸びなんかしないで等身大の自分を描いていこうと思った。あと、せっかくブログを再開したのだから長く更新を続けたいぞ、とも思った。