黒の日記

とにかくひどい

無理やり毎日更新を継続させる、の巻

 今、外出先から帰って来ました。ただいま。現在時刻は23:30です。今日の記事はまだ一文字も書いていません。今から新しく書こうにも今日はあと30分で終わってしまいます。遅筆で稚拙な僕には心許ない時間です。このままでは目標にしていた毎日更新が途切れてしまいます。

 それは嫌なので今回は、昔書いてたブログをなんとなく見返した時に見つけた変な文章が綴られた記事を転載してみます。

 

 タイトル 自分探し

 

 最近、自分をなくした。多分、部屋の掃除をしたときに間違えて押し入れに突っ込んでしまったのだと思う。そろそろ買い換えようと思ってたところだから丁度良いと思ったが、母が早く探せとうるさいので探すことにした。ちなみに、「自分」はコンビニにて120円というなかなかの低価格で売っている。よくおにぎりと一緒に買われるらしい。
 まず手始めに、なくした場所と思われる押し入れを探した。すると私が幼稚園児だった頃によく使っていた 釘バットが見つかった。ところどころに黒い染みが付着していた。それは言うまでもなく、乾いた血の跡である。子供の頃の私はやんちゃで、いつも喧嘩ばかりしていたのだった。
 押し入れのなかはあらかた調べたが、自分がでてくることはなかった。
 次に調べた場所は本棚だった。自分は出てこなかった。
 タンスを調べた。長い髪で、白い服を着た女が膝を抱えるようにして収納されていた。私は静かに引き出しを閉めた。三分後にもう一度開けてみたのだが、そこに彼女の姿はなかった。
 ゴミ箱の中を探してみた。紙屑のなかに埋もれるようにして私の「自分」はあった。黒ずんでいてとても汚かった。触ってみると「ぬちゃあ」と気持ちの悪い音をたてた。これはもう使い物になりそうにないなと思ったのでコンビニで新しく買い換えることにした、120円で。ついでにおにぎりも買おうと思った。