黒の日記

とにかくひどい

7月17日

 月曜日は海の日だった。ということはサービス業を除けば世間的には三連休となる。その三日間、案の定何もしないで終わった。本当に何もしなかった。朝飯を食べなかった。意識がぼんやりとしていたので眠気覚ましのためにコーヒーを飲まなかった。昼飯も食べなかった。食材の買い出しに行かなかった。たまった衣類の洗濯をしなかったし洗濯物も取り込まなかった。旅行本を見て「そうだ、京都いこう」とか思わなかった。所属している文芸サークルに提出する小説の締め切り日が翌日に近づいていたが何も書かなかった。無性にスラムダンクが読みたくなってブックオフで全巻大人買いしなかった。夜飯もおっくうすぎて口にしなかった。三連休中ずっと風呂に入っていなかったからたいそう臭かったが、それでも風呂に入らなかった。鏡を見たら髭がぼうぼうになっており、まるで犯罪者みたいな人相になっていた。思わず「家に不審者がいます!」と110番通報してしまった。

 そして気が付いたら出勤していた。三連休を完全に無駄にしたと後悔した。

 次の連休こそはうまく活用してみせる。と思った。

 ところで最近ブログをあまり更新できていなかった。別に、仕事が忙しいわけでもプライベートが充実していたわけでもないのにである。

 正直に白状すると、毎日ブログを更新していると「なにこの人、毎日無駄な文章を書いて。ほかにすることがない暇な人なのかしら。サイテー」と思われるのを避けるために設けた期間だった。こうすることで前述した考えにまでは至らず、それどころか「あ、この人端正な文章も書ける文化人だけど、ちゃんと仕事をしているオトナの人なのね。ステキ」と勘違いされるだろうと信じていた。そう思われたかった。思われたいがために無言の表明を律儀に毎日毎日続けていたがそもそもの話このブログ見てる人いないやと気づき、今慌てて記事を書いている。ギリギリタイトル通りの7月17日に間に合いそうだった。

  ちなみに。空白の期間は何をしていたかというと、一人オセロと一人ソリティアに夢中でした。

 

 今後は見栄など張らずブログを更新し続けたいと思った。